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この記事でわかること
- Gammaの無料プランで実際に何回スライドが作れるか
- 操作手順(アカウント登録からスライド完成まで)
- 使ってみて気づいた良い点と正直に言えば微妙だった点

Gammaというツールの名前は知ってたけど、ずっと試せていなかった。「AIでプレゼンスライドが作れる」と聞いても、正直どうせ雑なものしか出ないだろうと思っていた。
で、先月クライアントへの提案書を急遽作る必要が出てきて、PowerPointを開くのが億劫になったタイミングで試してみたら、まあ想像よりは良かった。ただ、注意点もあった。その一部始終を書く。
Gamma スライド 使い方という話で言えば、基本は「テキストを入れたら60秒でスライドが出てくる」それだけ。問題はその後だった。
Gammaとは何か:AIがスライドをまるごと作るツール
Gammaは米国のGamma Tech, Inc.が開発したAIプレゼン作成ツール。テーマや内容を入力するだけで、スライドの構成・デザイン・テキストをまるごとAIが生成してくれる。
他のAIツールと違うのは、「テキストを書くツール」ではなく「スライドをそのまま出してくれるツール」という点。ChatGPTにプレゼンの構成を出させて自分でスライドに落とし込む、という二度手間がいらない。
日本語の生成精度も、試してみると案外自然だった。「えっこれ日本語でもここまで出てくるんだ」と思ったのは正直なところ。
対応言語は多数あって日本語も含まれる。作成した資料はWebリンクでの共有・PDF出力・PowerPointダウンロードが可能(ただし後述するが、プランによって制限がある)。
Gammaの料金プランは「クレジット制」が罠だった
Gammaはクレジット制を採用している。作成・編集のたびにクレジットが消費される仕組みで、ここが最初の落とし穴だった。
2026年4月時点の料金プランは以下の通り(Gamma公式プランページより、各種調査に基づく)。
| プラン | 月額(円) | クレジット | PowerPoint出力 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 登録時400のみ(補充なし) | 不可 |
| Plus | 1,800円(年払い1,440円) | 月1,000 | 可 |
| Pro | 3,500円(年払い2,500円) | 月4,000 | 可 |
| Ultra | 14,750円(年払い13,274円) | 月20,000 | 可 |
※料金・クレジット数は変動する可能性があります。2026年4月時点の調査情報です。
Freeプランで実際に何回作れるか
1回のスライド生成で約40クレジット消費する。登録時に400クレジットもらえるので、単純計算で10回。
「10回あれば余裕」と思ったが、実際には試行錯誤でもクレジットが消費される。「うーん、もう少し別の構成にしたい」と思って2〜3回再生成するだけで100〜120クレジットが飛ぶ。気づいたら残り200クレジットになっていた。
しかもFreeプランにはGammaのロゴが透かしで入る。クライアントに見せる資料には使えない。
Plusに課金するとどう変わるか
月1,800円(年払いなら1,440円)でロゴが消え、毎月1,000クレジットが補充される。1,000クレジット ÷ 40クレジット/スライド = 月25本のスライドが作れる計算。
フリーランスで月2〜3本の提案書を作る場合、これで十分だと思う。課金してロゴが消えた瞬間、「あ、やっとクライアントに送れる状態になった」と感じた。
Gammaの使い方:アカウント登録からスライド完成まで
アカウント作成(Googleログインで30秒)
- Gamma公式サイトにアクセス
- 「Sign up for free」をクリック
- Googleアカウントでログイン(メール登録も可)
これで終わり。クレジットカード不要。
インターフェースは英語だが、生成する内容を日本語で入力すれば日本語で出てくるので、英語が読めなくても問題ない範囲。
「Generate」モードでゼロからスライドを作る手順
- ダッシュボードの「Create new」→「AI」をクリック
- 作りたいスライドのテーマ・目的を入力(日本語OK)
- AIがアウトライン案を提示してくれる → 確認して調整
- テーマ(デザイン)を選択
- 「Generate」ボタンで生成スタート
生成には30〜60秒ほどかかる。スライドの枚数はFreeで最大10枚、Plusで20枚。
テーマ選択のステップで、ある程度ブランドカラーに近い色を選ぶとAIっぽさが薄れる。白系か黒系のシンプルなテーマを選んだほうが後から修正しやすかった。
テキスト貼り付けモードの使い方
「Paste in text」モードを使えば、自分でアウトラインや原稿を書いてGammaに流し込める。
提案書の場合はこっちのほうが使いやすい。ゼロから生成させると「Gammaが考えた提案書」になってしまうが、自分の言葉を貼り付けると「自分の提案書をGammaがデザインした」という状態に近づく。

実際に使ってみて気づいたこと:良かった点と正直に言えば微妙だった点
スライドの完成速度は本当に速い
60秒は誇張ではない。30秒くらいでスライドが出てくることもある。
PowerPointをゼロから開いてレイアウトを考えて…という作業が苦手な僕には、「とにかく形のあるものが先に出てくる」という体験は助かった。あとは削ったり並べ替えたりするだけでいい。
「いいスライドを最初から作ろうとして1時間ボーッとしてしまう」という状態が、Gammaを使うとなくなる。これは本当にありがたかった。
日本語の精度はどうか
思ったより自然だった。ただ、業界固有の用語(マーケティングのジャーゴンや特定サービス名など)は少しおかしな表現になることがある。
生成したら必ずテキストは全文見直すほうがいい。「ここはGammaらしい表現だな」という部分が散見されるので、自分の言葉に書き直す作業は残る。それ込みで15〜20分くらい追加でかかる。
PowerPointへのエクスポートで困ったこと
これが一番詰まった。
Plusに課金してPowerPointにエクスポートしたら、フォントが変わってしまった。Gammaが使っているウェブフォントがPCに入っていないのか、デフォルトのフォントに置き換えられていて、レイアウトが微妙にずれていた。
「クライアントにはPowerPointで送りたい」という場合、エクスポート後に手直しが必要になるケースがある。PDFで送れる場合はPDF出力のほうがレイアウトが崩れにくかった。
Gammaが向いている人・向いていない人
向いている人
- PowerPointでゼロから作るのが苦手・時間がかかる人
- 「とりあえず形にしたい」というたたき台が欲しいとき
- デザインセンスに自信がない人
- 社内共有や簡単なプレゼンに使う人
向いていない人
- ピクセル単位でレイアウトにこだわりたい人
- Gamma独自フォーマットに縛られたくない人
- クライアントへの最終納品物をそのまま提出したい人(仕上げの手直しは必要)
- 日本語特有の表現・業界用語を頻繁に使う人(修正コストがかかる)
ぶっちゃけ、Gammaで作ったスライドをそのまま提出できる場面は、社内のカジュアルなプレゼンくらい。対外的な資料はGammaで骨格を作って、あとは手直しする前提のほうが現実的。

Gammaと他のツールの位置づけ:PowerPoint・Canvaと何が違うか
よく比較される競合ツールとの違いを整理しておく。
PowerPoint(Microsoft):
カスタマイズ性は最高。でも「何もない状態からスライドを作る」には時間がかかる。GammaはPowerPointの前工程として使うのが現実的。
Canva:
テンプレートが豊富でデザインしやすいが、テキスト・構成は自分で用意する必要がある。GammaはCanvaより「構成ごと作ってもらえる」という点で差がある。ただしCanvaのほうが日本語テンプレートが充実していて、仕上がりへのカスタマイズは楽。
Beautiful.ai(競合ツール):
GammaはBeautiful.aiと同じポジションにあるAIスライドツール。Beautiful.aiはレイアウトの自動調整が強い。Gammaのほうがプロンプトからの一気生成が得意という印象。
フリーランスの実務で使う場合、「Gammaで構成とデザインの骨格を作る → PowerPointかCanvaで細部を整える」というハイブリッド運用が今のところ一番現実的だと思っている。
Gammaを使う前に知っておきたかったこと3つ
振り返ると、事前に知っていれば無駄な時間とクレジットを使わずに済んだことがある。
1. Freeプランはクレジットが補充されない
登録時の400クレジットを使い切ったら終わり。毎月補充されると思い込んでいた。これは大事な前提なので最初に確認しておくこと。
2. エクスポートはプランによって制限がある
PDF・PowerPointへの出力はPlusプラン以上が必要。「作ったものをダウンロードしたい」と思った時点でFreeの壁に当たる。
3. スライドの「枚数制限」がある
Freeは最大10枚、Plusは20枚、Proは60枚。10枚を超えるプレゼンを作りたい場合はPlusが必要。ビジネス提案書なら10枚以内に収まることが多いが、研修資料や詳細な報告書などは足りなくなる。
まとめ
GammaはAIでスライド自動生成するという点では期待通りに動く。スライドを60秒で出してくれるのは本当。
ただ、無料プランのクレジットは思ったより消耗が速い。ロゴが入るのでFreeのままでは対外的な資料には使えない。クライアントへの提案書などに使うなら、Plusへの課金(月1,800円)はほぼ必須だと感じた。
「完成品を作るツール」というより「たたき台を爆速で出してくれるツール」として使うのが正解だと思う。その用途なら、月1,800円を払う価値はある。
フリーランスの提案書にGammaをどう活用するかは実務活用の詳細記事にまとめているので、提案書用途に興味がある人はあわせて読んでほしい。
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