月3万円以上SaaS課金してた僕が、やめたものと続けたものを全公開する

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この記事でわかること

  • 月3万円超のSaaS課金に気づいたきっかけと、整理のプロセス
  • 「ROI計算」でツールの継続・解約を判断する思考法
  • 実際にやめたツールと続けているツールの一覧(理由つき)
saas cost management freelance
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フリーランスになって2年目のある日、サブスク管理アプリを入れてみたら月3万1,000円の課金リストが出てきた。

率直に言って、引いた。こんなに払ってたっけ、と。

代理店時代は経費で落ちるから気にしてなかった。独立してからも「まあ業務に使ってるし」という感覚で課金を続けていたら、気づけばそういう金額になっていた。

そこから3週間かけてツールを整理した。やめたもの、続けたもの、その判断基準を全部書く。


月3万超に気づいたのは、サブスク管理アプリを入れたとき

当時の月額課金リスト(2025年秋ごろ)を引っ張り出してみると、こんな感じだった。

  • ChatGPT Plus:約3,000円($20)
  • Claude Pro:約3,000円($20)
  • Perplexity Pro:約3,000円($20)
  • Zapier:約2,500円($19.99 Starter)
  • Make:約1,350円($9)
  • Zoom Pro:約2,549円
  • Notta:約1,185円(年払い)
  • Adobe Firefly:1,580円
  • Midjourney:約1,400円($10)
  • n8n VPS代:約1,200円

合計:約20,764円。

あれ、3万円超えてないじゃないかと思うかもしれない。実はこれ、整理してから落ち着いた後の数字だ。整理前はZapierのProプラン($49/月 ≒ 7,300円)に上げていた時期があったり、Asana有料プランを試していた月があったりで、ピーク時は3万1,000円を超えていた。

当時の状態を言うと

「使ってはいるが、ROIを計算したことが一度もなかった」という状態だった。

払っているのは事実。業務で使っているのも事実。ただ、「このツールに月○円払って、○の業務が○時間短縮されているか」という計算を一度もしていなかった。

そこが問題だった。


解約を判断するときに使った計算式

整理を始めてから、全ツールに対して同じ問いを立てた。

「時給換算でペイしているか」が全ての基準

計算式はシンプルだ。

(ツールが短縮している作業時間 × 自分の時給)÷ 月額 > 1 → 続ける

例えばMake($9/月 ≒ 1,350円)で考えると。自動化しているのはGmailの仕分け・Slackへの通知・フォーム受付の3本。この3本で週2時間は手作業を省けていると見積もる。月8時間。

時給3,000円換算で24,000円相当の削減。月1,350円の投資に対して24,000円の削減。これは明らかにペイしている。続ける。

一方でZapierはどうだったか。Starter($19.99/月 ≒ 3,000円)に上げた理由は、無料プランの月100タスク上限をすぐに超えるからだった。ただ、ここで気づいた。ZapierがやっていることはほぼMakeでできる。しかもMakeは$9/月で10,000オペレーション。Zapierの有料プランに払う意味がなかった。

週に何回触っているかをチェックした

ROI計算に加えて、もう一つのチェックを設けた。

「1週間使わなかったら解約候補」というルールだ。

これが思った以上に機能した。Asanaは導入後の最初の2週間でほぼ使わなくなった。Linear(タスク管理ツール)も1ヶ月試したが、Webマーケターの案件管理には向いていないと判断して解約した。使用頻度が落ちたツールは、大抵「ないと困る」ではなく「あってもなくても同じ」になっている。


やめたツールと、やめた理由

tools cancelled quit decision
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整理の結果、やめたツールを書く。

Zapier(Starterプラン)

有料プランで月約3,000〜7,300円を払っていたが、Makeで代替できると判断して解約した。n8nセルフホストと組み合わせれば、Zapierがやっていたことはほぼ同等にできる。月約2,500〜6,000円の削減になった。

Asana(有料プラン試用)

独立後に「ちゃんとしたプロジェクト管理を」と思って契約したが、1ヶ月で使わなくなった。1人で使うには機能が多すぎる。シンプルに管理できるClickUpの無料プランで十分だった。

Linear

エンジニア向けのプロジェクト管理ツールで、GitHubとの連携が便利という評判で試した。ただ、僕はWebマーケターで、GitHub連携の恩恵がほぼなかった。1ヶ月で判断した。

Notion(タスク管理用途)

Notionを2年使ったが、あるとき「週に1時間半がNotionの整理作業になっている」ことに気づいた。締め切りアラートが弱くて、クライアントへの納品を2日遅らせたこともある。タスク管理としてはClickUpに移行した。情報ストックとしてのNotionは今でも使い方があると思うが、タスク管理のメインとしては自分には合わなかった。

Loom(有料プランへの移行)

無料プランの25本動画制限を2ヶ月で使い切って、有料化を検討した。が、振り返ると「本当に必要だった動画は8本程度」だった。残りはZoom録画で代替できた。有料化しなかった。


続けているツールと、続けている理由

逆に、今も課金を続けているツールはこれだ。理由も書く。

Claude Pro($20/月)

長文の記事を書く業務のメイン。ChatGPTより文章の質が安定していると感じる。Projects機能でコンテキストを維持できるのも便利。ROI計算では月あたり8〜10時間の執筆補助 → 時給換算で余裕でペイしている。

Perplexity Pro($20/月)

リサーチのスピードが上がった。Google検索だと30分かかっていた情報収集が10分程度に縮まっている感覚がある。ただ、ChatGPT+検索でほぼ代替できるかもしれないとは思っている。まだ続けているが、半年後に見直す可能性はある。

Make($9/月)

さっき書いた通り。ROIが明確なので続けている。

n8n(VPS代約1,200円/月)

SlackへのWebhook通知、Gmail仕分け、カレンダー連携の3本のワークフローが動いている。費用は低いが稼働率は高い。

ChatGPT Plus(約3,000円/月)

議事録の要約・メール文案の生成など短文用途で使っている。ClaudeとChatGPTで使い分けている形。ただ、これも「Claudeだけでいいかもしれないリスト」に入っている。

Notta(年払い月換算約1,185円)

日本語会議の文字起こしメイン。精度が高く、Zoom AI Companionとの併用で議事録の作業が大幅に減った。費用対効果は高い。


費用管理をどう仕組み化したか

subscription management system
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整理して気づいたのは、「課金の管理を仕組みにしていなかった」ことだ。

今は四半期に一度、ツールの棚卸しをしている。具体的には3ヶ月分のカード明細を引き出して、各課金サービスを見ていく。「先月使ったか」「ROIはプラスか」「代替できるか」の3問を自分に問う。これだけで、漠然と課金を続けるという状態は避けられる。

あと、新しいツールを契約するときは「3ヶ月後に解約する前提」で試す。気に入ったら延長する、というルールにした。FOMO(乗り遅れた感)で課金するのが一番もったいない使い方だと思っている。

余談になるが、フリーランスのSaaS課金は経費として計上できる場合が多い。国税庁の所得税に関する基本情報によると、業務に直接使用するソフトウェア・サービスの費用は原則として必要経費に算入できる。全額経費化できるかどうかは案件の状況によるが、会計ソフトで管理しておくと確定申告時に楽になる。

ちなみにfreeeの公式サイトでは、フリーランス向けのプラン料金と確定申告の仕方も確認できる。バックオフィス系SaaSの費用管理はそちらに詳しい。


まとめ:SaaS課金の整理は「捨てる基準」を先に決める

結局のところ、課金が膨らむのは「捨てる基準がないまま追加し続けているから」だと思う。

ROI計算の方法論としては「時給換算でペイしているか」「週に使っているか」の2軸でほぼ判断できる。それで判断できなかったものは、3ヶ月後に再確認する。

各ツールの具体的な評価は別記事にまとめているので、気になるものがあればそちらも合わせて読んでほしい。


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