Gammaでフリーランスの提案書を作る:AIプレゼン生成ツールの実務活用レポート

AIライティング・文章生成

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この記事でわかること

  • GammaでフリーランスがクライアントへPDF提案書を作るとどうなるか
  • 提案書に向いたプロンプトの書き方(実例付き)
  • 3回の試行錯誤で気づいたこと・落ち着いたワークフロー

business proposal presentation
Photo by Daniel Brady on Unsplash

Gammaを提案書に使えるか、3回試した。

結論から言うと、「使える。ただし、Gammaだけで完結するとは思わないほうがいい」。

フリーランスのWebマーケターとして、クライアントへの施策提案書はずっとPowerPointで作ってきた。毎回3〜4時間かかるのがストレスで、Gammaを試してみたのがきっかけ。Gamma 提案書 作り方という視点で正直に書く。

Gammaの基本的な登録手順や料金プランについてはGamma使い方入門の記事にまとめているので、本記事では実務での活用に絞って書く。

フリーランスがGammaで提案書を作ろうと思った理由

Webマーケターとして新規クライアントへの施策提案書を月2〜3本作っている。内容は毎回違うが、構成の骨格は似ている。「現状分析 → 課題 → 施策提案 → KPI・工数 → 料金」という流れがほぼ固定。

その骨格の部分をAIに出させて、肉付けだけ自分でやればいい、そう考えた。

Gammaで提案書を作る手順:プロンプトの書き方が全て

Gammaには大きく2つのモードがある。「Generate」(テーマを入力してAIがゼロから作る)と「Paste in text」(自分のテキストを貼り付けてスライド化する)。詳しい操作手順はGamma公式ヘルプにも解説がある。

提案書には「Paste in text」を使うほうがずっとよかった。

提案書に向いているGammaのモード選択

「Generate」モードでプロンプトだけを入れると、Gammaが「ありがちな提案書」を出してくる。それはそれで構成の参考にはなるが、クライアントごとの課題が反映されない。

「Paste in text」モードなら、自分で書いた箇条書きのメモをそのまま貼り付けられる。Gammaはそれをスライドに変換してくれる。構成は自分が作り、見た目はGammaが作る、という役割分担が自然にできる。

クライアント向けプロンプトの書き方(実例付き)

「Generate」モードを使う場合は、プロンプトにできるだけ具体的な情報を入れる。

効果が低いプロンプト(やってしまいがちなもの):

ECサイトのWebマーケティング提案書を作ってください

効果が高いプロンプト:

以下の条件でWebマーケティング施策提案書のスライドを作成してください。

クライアント:中規模ECサイト(アパレル・年商2億円規模)
課題:SEO流入が減少中。広告費が高騰してROASが悪化
提案したい施策:コンテンツSEO強化・LINEリターゲティング活用
スライド枚数:8〜10枚程度
対象:クライアント担当者(非マーケター)
トーン:わかりやすく・具体的な数値で示す

情報を入れただけ、出てくる内容が現実的になる。

テーマ・デザインの調整でAI感を消す方法

Gammaが出してくるデフォルトのデザインはそこそこ良いが、「AIで作ったっぽさ」が出やすい。

対策として有効だったのは以下の3つ:

  • テーマを「白系・黒系のシンプルなもの」に変える(派手なカラーテーマはAI感が強い)
  • フォントを日本語に合うものに変更する
  • アイコン・イラストの多いスライドはテキスト中心に差し替える

実際にクライアント案件で使ってみた:3回試して気づいたこと

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Photo by bram naus on Unsplash

1回目:構成はほぼOK、でもロゴが消せなかった(Freeプランの罠)

最初はFreeプランで試した。プロンプトを入れたら10枚のスライドが60秒で出てきた。構成はほぼ使えるレベルだった。

ただ、各スライドの右下にGammaのロゴが入っていた。これはFreeプランの仕様で、クライアントへの提出資料としては使えない。

PDFに出力しようとしたら「Upgradeが必要」と表示された。PowerPointダウンロードも同様。

で、「まあいいか、リンク共有でいいか」と思ったが、クライアントがリンク先を開いてGammaのロゴを見た瞬間、「これAIで作ったやつ?」と思われるのは避けたかった。

Freeプランのままクライアントへの提出に使うのは難しい、というのが最初の気づきだった。

2回目:Plusに課金してからの変化

月1,800円(2026年4月調査時点・Gamma公式サイトにて確認)でPlusプランに切り替えた。

ロゴが消えた。PDFで出力できるようになった。1,000クレジット/月が使えるようになった。

今度はPDFでクライアントに送れるものができた。ただ、PowerPointとして出力したら、フォントが変わってしまっていた。GammaのWebフォントが手元のPCに入っておらず、レイアウトが微妙にずれた。

PDF共有の場合はこの問題が起きないので、「PDFでよければGammaが使える」という状態になった。

3回目:最終的に「Gammaで骨格 → PowerPointで仕上げ」に落ち着いた

3回目は最初からPowerPointへのエクスポートを前提に試した。

Gammaで骨格を作る(10分) → PowerPointにエクスポート → 手直し(フォント・レイアウト調整・15分)という流れで、合計25分程度で提案書の骨格が完成した。

従来は3〜4時間かかっていたのが、25分 + 内容の肉付け時間になった。これは実用的だと思った。

Gammaで提案書を作るときの注意点

クライアントに送れる形式(PDF・リンク共有・PPT)のそれぞれの罠

形式 メリット
リンク共有 Freeでも可能 GammaのUIがクライアントに見える。ロゴも残る
PDF出力 レイアウト崩れが少ない Plusが必要
PowerPoint クライアントが編集できる フォント崩れが起きやすい

クライアントへの提出形式がPDFで問題なければ、Plusプランで十分対応できる。PowerPointで渡す必要がある場合は、エクスポート後の手直しを前提にしておくこと。

AIっぽさが出やすい箇所と消し方

Gammaで生成されたスライドにAIっぽさが残りやすい箇所:

  • 見出しが「〜について」で終わりやすい → 「〜を解決する3つの施策」など、読者に向けた言葉に直す
  • 箇条書きが長くなりやすい → 1行20字以内に圧縮する
  • 断定が少ない → 「〜と考えます」を「〜が効果的です」に変える

ただ、この手直し自体は20〜30分でできるレベルなので、ゼロからPowerPointで作るよりははるかに速い。

ai workflow freelance productivity
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結論:Gammaは提案書の「たたき台作成」には使える

フリーランスとして正直に評価するなら、Gammaは「たたき台を爆速で出してくれるツール」としては使える。

提案書の構成を考える時間・スライドにレイアウトする時間が大幅に短縮される。その分、内容の精度を上げることに時間を使える、という発想の転換ができれば価値がある。

Plusプランへの月1,800円は、提案書を月2本以上作るなら元が取れる判断。1本あたり900円のデザイン工数節約と考えれば安い。

ただし、「Gammaで作ったまま送れる提案書ができる」とは思わないほうがいい。最終的には自分の言葉・自分のブランドに合わせた手直しは必ず入る。

Gammaで提案書を作るときのよくある疑問

Q:GammaはPowerPoint(パワポ)の代替になる?

完全な代替にはならない。Gammaはたたき台を作るのが得意で、細かいデザイン調整はPowerPointのほうが融通が利く。「Gammaで構成 → PowerPointで仕上げ」の分業が現実的。

Q:Gammaで作った資料はクライアントにバレる?

PDF出力でロゴ無しであれば、見ただけではGammaで作ったとわかりにくい。ただし、スライドのデザインや構成に「AIっぽさ」が残ることがあるので、一手間入れて自分の言葉・スタイルに書き直すことを勧める。

Q:Gammaのリンク共有だとクライアントが不審に思わない?

Gammaのリンク共有はWebページのようなUIで見られる体験なので、プレゼンの場で投影する分には問題ない。ただ「後で確認したい」という場合にリンクを送ると、「なんのツール?」と聞かれることがある。PDFを用意しておくほうが無難。

Q:英語のクライアントへの提案書にも使える?

英語でプロンプトを入れれば英語のスライドが出てくる。僕は試していないが、英語ネイティブのクライアントに送った場合の表現品質については確認が必要だと思う。

まとめ

  • Gammaは提案書の「骨格作成」に使える。ゼロから構成を考える時間がなくなる
  • Freeプランはロゴが入るためクライアント提出には使えない。Plusへの課金(月1,800円)が実質必須
  • PDF出力はレイアウト崩れが少ない。PowerPointエクスポートは手直し前提で使う
  • 「Gammaで骨格 → 手直し」というワークフローで従来の1/4〜1/6の時間で提案書が作れた

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