※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
NotebookLM の使い方を覚えてから、リサーチ作業のスタイルがかなり変わった。以前は10本以上のタブを行き来しながら情報をメモしていたのが、NotebookLMにソースをまとめて質問するだけで済むようになった。
この記事では、NotebookLMの基本操作——ノートブック作成、ソース登録、チャットでの質問——を図解で説明する。まず動かせるようになることを目的に書いた。音声概要やStudio機能(マインドマップ・スライド生成)は別記事で説明する。
この記事でわかること
- ノートブックの作成とソース登録の手順(PDF・URL・Googleドキュメント)
- チャットで質問して引用付き回答を得る方法
- リサーチ効率が上がるソースの使い方のコツ

NotebookLM とは何か、ざっくり整理する
NotebookLM は Google が提供するAIリサーチツールだ。自分でアップロードしたソース(文書・URL・PDF等)の内容だけを参照して回答してくれる。ChatGPTのように学習済みの広い知識を使うのではなく、「あなたが登録した資料の中だけで考える」という仕組みになっている。
これが何を意味するかというと、回答の信頼性が高い。すべての回答に引用元のソースが付いてくるので、どの資料のどの部分から回答を出したかが確認できる。「それどこに書いてあったっけ」という状況が減る。
基本的に無料で使える(2026年4月時点)。1つのノートブックにソースを最大50個まで登録でき、1日50回まで質問できる。ほとんどの個人利用はこれで十分だ。
ただし注意点として、ソースを多く登録すれば精度が上がるわけではない。関連性の薄いソースを詰め込みすぎると、回答が散漫になってくる。僕は5〜10本に絞るのがスイートスポットだと感じている。
無料版の詳しい制限については、NotebookLMの制限まとめ(office-masui.com)が参考になる。
NotebookLM の使い方:ノートブック作成からソース登録まで
ノートブックを新規作成する
NotebookLM公式サイトにアクセスする。Googleアカウントでログインすると、ホーム画面が表示される。
右上または中央の「新しいノートブック」ボタンをクリックする。するとソース追加の画面が表示されるので、ここでソースを登録していく。
ノートブックはテーマやプロジェクトごとに分けて作るのが使いやすい。「競合リサーチ用」「○○記事のリサーチ用」といった単位で作ると整理しやすい。無料版でも100個まで作れる。
ノートブック名はデフォルトで「無題のノートブック」になるが、すぐ名前をつけておく方がいい。後から一覧を見たときに何が何だかわからなくなる。名前のクリックで編集できる。
ソースを登録する(PDF・URL・Googleドキュメント)
NotebookLMに登録できるソースの種類は以下の通り(2026年4月時点)。意外と多くて、最初に見たときは「これだけ対応してるのか」と思った。
- PDF:最も基本。200MB以下、50万語以内
- ウェブページ(URL):URLを貼り付けるだけ。複数URLは改行で区切って一括登録できる
- Googleドキュメント / Googleスライド / Googleスプレッドシート:Googleアカウントと連携済みなら選択するだけ
- テキスト貼り付け:コピーした文章をそのまま貼り付け可能
- 音声ファイル(MP3等):音声の文字起こしも可能
- YouTube動画のURL:字幕付き動画の内容を取り込める
ウェブページのURLを複数登録したい場合は、入力欄に改行で区切って貼り付けると一括で取り込める。競合記事を5〜6本一気に登録するときに便利だ。
ソース登録後、左パネルに登録した資料の一覧が表示される。各ソースをクリックすると要約が出てくる。「この資料、何が書いてあるんだっけ」というときにここで確認できる。
ソースの確認と管理
登録したソースは左パネルで一覧確認できる。各ソースの横にあるチェックボックスをオフにすると、そのソースを回答の参照対象から外せる。
特定のソースだけに絞って質問したいときは、他のソースのチェックを外してから質問する。「この競合記事についてだけ聞く」という使い方ができる。

NotebookLM の使い方:質問と回答の活用
チャットで質問する
画面右側のチャット欄に質問を入力する。自然な日本語で書いていい。「この資料の要点を3つにまとめて」「〇〇についてどう書かれているか」といった聞き方で十分機能する。
回答文中には引用元のマーカーが表示される。数字や矢印アイコンになっていることが多く、クリックするとソースの該当箇所が開く。「この情報、どこに書いてあったか」をすぐ確認できる。これが一番便利だと思っている機能だ。
質問のコツ
漠然と「まとめて」と聞くより、「〇〇という観点でまとめて」「〇〇と〇〇の違いを説明して」のように具体的に聞いた方が精度が上がる。
複数のソースを登録している場合、「〇〇のソースによると」という形で特定のソースを指定して質問することもできる。全体を横断して答えてほしいときはそのまま質問すればいい。
引用元の確認方法
回答内の引用アイコンをクリックすると、左パネルのソース一覧でハイライトが移動する。該当ソースを開くと、引用された箇所がマークされて表示される。
「この回答の根拠はここ」と確認できるのは、情報の正確性を担保する上で重要だ。特にリサーチした情報を記事に使う場合、引用元まで確認してから使う習慣がつけやすい。
メモに保存する
回答内容を保存しておきたいときは「メモに追加」ボタンを使う。チャット画面右上のメモパネルに保存され、後から確認できる。
ドラッグ&ドロップで並び替えもできるので、リサーチの気づきを整理していくのに使いやすい。最終的にここにまとめた情報が記事の骨格になることが多い。
NotebookLM で回答が得られないとき
「ソースには情報が見つかりませんでした」という回答が返ってくることがある。原因は大抵、ソースの登録内容と質問の言葉のずれだ。
たとえば英語のPDFを登録して日本語で質問すると、うまく一致しないケースがある。そういう場合は質問の言葉を変えるか、「○○という観点から」と切り口を具体化して再度聞いてみると通ることが多い。
もう一つよくある原因は、ソースが画像PDF(スキャンしたPDF)になっているケース。OCR処理がされていないとNotebookLMがテキストを読み取れない。テキスト選択できないPDFは登録しても参照されないことがある。

NotebookLM を使ってみて感じたこと
正直なところ、最初は「回答の精度ってどうなんだろう」と半信半疑だった。使い始めた理由も「競合調査のタブを開きすぎるのが面倒」という消極的な動機だったので、期待値は低かった。
結果、わりと使えると思っている。特に引用付きで回答してくれる点が良い。どのソースのどの部分から情報を拾ったか確認できるので、「これは信頼できる情報か」を判断しやすい。
ただ、ソースの量と質問の絞り込みには気を使う。一度、競合記事15本をまとめて登録して質問したら、回答が「A社はこう言っています。B社はこう言っています」という並列比較になって、ほとんど役に立たなかった。ソースは関連性の高い5〜10本に絞る方がいい。
あと音声概要機能(Audio Overview)もあるんだが、それはまた別の記事で説明する。
2026年4月時点の情報です。機能・制限は変更になる可能性がある。
まとめ
- NotebookLMは登録したソースの内容だけを参照して回答するAIリサーチツール
- ノートブックを作成→ソース登録(PDF・URL・Googleドキュメント等)→チャットで質問の3ステップ
- 回答には引用元が表示されるので信頼性の確認ができる
- ソースは関連性の高い5〜10本に絞るのが精度的にちょうどいい
- 無料版でもノートブック100個・1ノートあたりソース50個まで使える
「大量の資料を読まずに要点だけ把握したい」「情報を1か所にまとめてから考えたい」という人に向いているツールだと思う。
合わせて読みたい
– n8n の使い方入門:インストールから最初のワークフロー作成まで図解
– Linear の使い方:プロジェクト・イシュー・サイクルの基本を図解


コメント