Todoistの無料プランで何ができて何ができないか:フィルター・リマインダー・プロジェクト数の制限を確認した

タスク・プロジェクト管理

を3ヶ月、無料プランで使い続けた。そこでわかったことを書く。

「Todoist 無料 制限」で調べると、制限の数値(プロジェクト5個・フィルター3個など)を羅列した記事はいくつか出てくる。でもそれが実際の仕事でどう効いてくるかを書いた記事がほとんどない。なので体験ベースで整理した。

この記事でわかること:

  • 無料プランの制限が具体的に何を制限しているか
  • フリーランスの仕事で各制限がいつ・どう効いてくるか
  • 3ヶ月使って有料移行を判断した理由

Todoistの無料プランで使える機能、使えない機能

まず制限値の整理から入る。公式のプラン比較ページ制限一覧ドキュメント(2026年4月時点)の情報をベースにしている。

無料でも使えること

意外と多い。基本的なタスク管理はだいたい動く。

  • タスクの作成・編集・削除
  • サブタスク(階層管理)
  • 繰り返しタスク(毎週月曜、毎月1日など)
  • 優先度(P1〜P4)の設定
  • ラベル機能(2021年以降、無料プランでも使える)
  • Googleカレンダー連携
  • iOS・Androidアプリ
  • コメント機能(タスクへのメモ)

特に「ラベル機能が無料」という点は意外だった。古い記事を読むと「ラベルは有料」と書いてあるものもあるが、それは2021年以前の話。今は無料で使える。

無料だと使えないこと(制限一覧)

項目 無料プラン Proプラン
個人プロジェクト数 5個 300個
フィルター画面 3個 150個
リマインダー カスタムリマインダーなし 任意のカスタムリマインダー
アクティビティ履歴 1週間 全期間
ファイルアップロード 5MB 25MB
音声入力 月10回まで 無制限

これだけ見ると「まあそんなもんか」という感じだが、実際に使ってみると想定より早く壁に当たる。

プロジェクト5個の上限は実際いつ足りなくなるか

「5個もあれば十分じゃないか」と思っていた。使い始めた最初の1ヶ月はそうだった。

フリーランスの案件管理で「5個」の壁に当たった話

フリーランスとして動いていると、プロジェクトの数が自然に増える。僕の場合、使い始めてから2ヶ月半で上限に達した。

その時点でのプロジェクト構成がこれ:

  1. クライアントA(Webライティング案件)
  2. クライアントB(マーケティング支援)
  3. 自社サイト更新・コンテンツ管理
  4. プライベート(家の用事・雑務)
  5. 副業(単発案件)

ここに「新規営業・問い合わせ管理」を追加しようとしたら弾かれた。「プロジェクトを作成できる上限に達しました」という表示が出て止まる。

ちょっと考えれば当たり前なんだが、案件が4本あると「管理」「進行中」「プライベート」「予備」あたりで5枠は割とすぐ埋まる。副業・複数クライアントを抱えるフリーランスだと、2〜3ヶ月で上限に当たってもおかしくない。

ただ、「1プロジェクトあたりのアクティブタスク数は300件」という制限は全プラン共通で変わらない。プロジェクト5個ということは、合計1,500タスクまでは作れる計算になる。タスク数そのものはそんなに問題にならなかった。

フィルター3個の制限は想定より早く効いてくる

プロジェクト上限より先にフィルターの壁に当たった。使い始めて1ヶ月半くらいのことだ。

「今日の優先タスク」「クライアントA」「確認待ち」で3枠が埋まった

Todoistのフィルターは「特定の条件を満たすタスクだけを表示する」機能だ。「今日期限かつ優先度P1のタスクだけ表示」とか「クライアントAのラベルが付いたタスクだけ表示」みたいなことができる。

無料だと3個まで。僕の場合、あっという間に埋まった。

1枠目:「今日のタスク(期限:今日 かつ 優先度P1またはP2)」 2枠目:「クライアントA専用(ラベル:クライアントA)」 3枠目:「確認待ち(ラベル:確認待ち)」

この3つで毎日のワークフローはなんとか回せた。でも「週次レビュー用(今週期限かつ未完了)」というフィルターをどうしても作りたくなった。3枠すでに埋まっているので作れない。

1ヶ月間、3枠目の「確認待ち」フィルターを「今週期限」に変えたり戻したりを繰り返していた。これが地味に面倒だった。フィルターの中身を変えるたびに設定画面を開いて保存し直す。慣れれば1分もかからないが、毎週やっていると「なんで有料にしないんだろう」という気持ちになってくる。

リマインダーが使えないことの地味な痛さ

「リマインダーは有料」と聞いていたので、最初から期待していなかった。でも実際に使い始めると、思ったより不便だった。

期日通知を外部ツールでカバーしようとして失敗した話

Todoistの「カスタムリマインダー」は有料機能だ。無料プランでもアプリの基本通知(タスクの期限当日など)は届くが、「締め切りの3日前に通知してほしい」「午前10時にリマインドしてほしい」という細かい設定はできない。

なので最初はGoogleカレンダーに同じ締め切りを二重入力して通知を代替していた。Todoistでタスクを作ったら、同じ内容をGoogleカレンダーにも登録する。

ところが案件が増えてくると、片方を更新し忘れるようになる。クライアントBから締め切りが1週間延びた連絡をもらって、Todoistは更新したのにGoogleカレンダーの方を更新し忘れた。結果、カレンダーに古い締め切りが残り続けて混乱した。

二重管理は絶対に続かない。当たり前の話だが、実際にやってみて痛感した。

もっとも、「通知が飛ばないこと」そのものより「二重管理が崩壊する」ことの方が問題だった。リマインダー機能の不在が直接の問題というよりは、それをカバーしようとした結果として混乱が起きた。

アクティビティ履歴1週間の制限は地味に困る

これが一番見落としやすい制限だと思う。

このアプリには「アクティビティ履歴」という機能があり、「いつどのタスクを完了したか」「どのタスクをいつ編集したか」が記録される。無料プランではこの履歴が直近1週間分しか見られない。

週次レビューの習慣がある人には特に痛い。「先週、どのタスクに一番時間を使ったか」「この1ヶ月でどれだけのタスクを完了したか」という振り返りができない。

まあ、「Todoistのアクティビティ履歴を毎週見る」という習慣を持っている人がどれだけいるかはわからない。僕自身も積極的に使っていたわけじゃない。ただ、「見たいときに見れない」というのは地味にストレスだった。月末に「今月どれだけ動いたかな」と確認しようとしても、1ヶ月前のデータは消えている。

無料のままでいけるか、Proに移行するか:僕の判断基準

3ヶ月使って、Proに移行した。決定打はプロジェクト上限だった。

リマインダーの不便さは、「通知に頼らない運用」に慣れることで一応乗り越えられる。フィルター3個の制限は、使い回しの面倒さはあるが運用でなんとかなる。でもプロジェクト上限は「案件を受ける数」を制限するのと実質的に同じで、これだけはどうにもならなかった。

僕の判断基準をまとめると:

無料のままでいける人 – 案件・プロジェクトが常に4〜5個以内に収まる(個人のプライベート管理含む) – リマインダーはGoogleカレンダーや他ツールで完結している – タスクの振り返りをTodoist外でやっている

Proに移行すべき人 – フリーランスで複数クライアントを抱えている(4件超えたら即座に上限が近い) – フィルターを頻繁に切り替えている – Todoistを「タスク管理のメイン」として完結させたい

Proプランの料金は2026年4月時点で月払いだと$7/月(年払いなら$5/月)。日本円での公式価格は変動があるので購入前に公式サイトで確認してほしい(参考値として約600〜900円/月前後の範囲)。

これがClickUpやLinearの無料プランと比べてどうかは、別の記事に書いた。


合わせて読みたい個人フリーランス向けプロジェクト管理ツール選定ガイドClickUp の無料プランはどこまで使える?有料移行が必要になるタイミングの判断

まとめ

Todoistの無料プランを3ヶ月使って感じた制限の実態をまとめる。

  • プロジェクト5個:フリーランスで複数案件を抱えると2〜3ヶ月で上限に当たる
  • フィルター3個:1ヶ月半で3枠が埋まった。使い回しが面倒
  • リマインダーなし:外部ツールで代替しようとすると二重管理になって崩壊する
  • アクティビティ履歴1週間:週次レビュー派には痛い

正直、「無料でどこまで使えるか」を最大化しようとすると、工夫の手間がかかる。その手間がストレスにならない人は無料で十分だと思う。ただ、Todoistをメインのタスク管理ツールとして使うなら、フリーランスの場合はProへの移行を早めに検討した方が後で楽だった、というのが3ヶ月使った後の正直な感想だ。

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