Otter.ai の無料プランでどこまでできるか:月300分制限の実態と有料移行の判断

コミュニケーション・会議効率化

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Otter.ai 無料プランを使い始めて2ヶ月半が経ったころ、ある月の25日ごろに気づいた。今月の残り録音時間が40分しかない。あと6日で、週2本入っている定例MTGが2本ある。

どうするか。会議の音声を手書きメモで補うか、有料にするか、それとも今月はあきらめるか。

結論から言うと、その月は2本のうち短い方だけOtterで録って、もう1本は手書きメモで乗り切った。その体験があって、改めてOtter.ai 無料の制限と向き合った。

この記事でわかること:

  • 無料プランの具体的な制限(数字ベースで整理)
  • 制限に実際に当たる「タイミング」のリアルな話
  • 有料(Pro)に移行する判断基準

meeting notes transcription
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Otter.ai 無料プランの制限をまず整理する

月300分・1会議30分・インポート3回の壁

制限を箇条書きで並べると以下になる。

  • 月間録音時間:300分
  • 1会議あたりの上限:30分(超えると自動で停止する)
  • ファイルインポート:生涯で3ファイルまで
  • AIチャットのクエリ数:月20件(1会話最大3件)
  • カスタム単語登録:5件まで
  • 会話履歴の保存:最新25件まで

300分という数字だけ見ると「十分じゃないか」と思うかもしれない。週5時間分の会議を録れる計算だから。

ただ、「1会議30分まで」という制限が思ったより刺さる。30分ジャストの会議ならいいが、1時間の定例を録ろうとすると、前半30分しか録れない。後半の重要な話し合い部分が丸ごと抜ける。

AIチャットとカスタム単語登録にも上限がある

AIチャット機能(録音した会議の内容に質問できる機能)は月20クエリが上限。意外と少ない。1本の会議につき3〜4回質問すれば、5〜6本分の会議で使い切る計算だ。

カスタム単語登録が5件というのも制約になりやすい。業界用語や社内略語を登録して精度を上げる機能なのに、5件では足りないことが多い。クライアント名の登録だけで2〜3件消費する。


実際に制限に当たったのはどんなシーンか

30分以上の会議で文字起こしが途中で止まった

導入してすぐのころ、1時間の定例MTGをそのままOtterで録音し始めた。

会議が30分を過ぎたあたりで「Recording stopped」という表示が出た。その瞬間に何が起きているかよくわからなくて、とりあえず録音ボタンを押しなおした。が、もちろん続きからは録れない。新しいセッションとして最初から30分のカウントが始まるだけだ。

結果として、1時間の会議が前半30分と後半の断片という形になった。議事録としては使えない代物で、結局メモを見ながら手で書き直した。これを2〜3回繰り返してから、「1時間以上の会議はOtterに頼れない」と理解した。

月後半に制限に近づいてきたときの判断

週3〜4本の会議(1本あたり平均30〜40分)を録音しようとすると、1ヶ月あたりの使用量は90〜160分程度になる。月300分には余裕があるように見えるが、30分制限のせいで1時間以上の会議は実質カウント外になる。

問題が起きたのは、クライアントから急に「来週追加でMTGを入れたい」という連絡が月後半に来たとき。その時点で残り60分しかなく、追加の2本は録れるが1本はギリギリか足りないという状況だった。

結局、優先度の低い会議の録音をあきらめた。でもそのMTGで出た話がその後の案件に影響してきて、ちょっと後悔した。


otter recording time limit
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無料プランで「使える」のはどんな用途か

正直に言うと、月300分・30分制限という条件で無料が十分に機能するのは、以下のような使い方に限られると思う。

  • 30分以内の短い打ち合わせが中心:個人ミーティングや短い相談ベースの会話
  • 英語の音声をたまに録りたい程度:週1〜2本以内のライトユーザー
  • ツールを試したい段階:本格運用前の評価期間

フリーランスで週3本以上のZoom会議をこなしている人が無料のままで乗り切ろうとすると、毎月「今月はどれを録るか」の取捨選択が発生する。その判断コスト自体がストレスになってくる。


有料(Pro)に移行する判断のポイント

月何分使えば元が取れるか計算する

のProプランは月$16.99(年額契約なら月$8.33、約1,200円)。2026年4月時点のレートで月払いは約2,550円になる。

月1,200分(20時間)の録音が使えるようになり、1会議の上限も90分に伸びる。

元が取れるかどうかの計算はシンプルで、「Proにしないと発生する損失」と比較するだけだ。

たとえば議事録の手直しに毎週30分かかっているとして、時給3,000円換算だと月6回で9,000円分のコスト。月2,550円で手直し工数が減るなら移行コストは十分に回収できる。

1時間以上の会議が月2〜3本ある人は、ほぼ確実にProの方が合っている。

英語会議がある人は移行しやすい

Otter.aiが真価を発揮するのは英語の音声処理だ。英語会議の文字起こし精度は業界トップ級とされており、英語が主体のMTGをこなしているフリーランスやリモートワーカーにとってはProへの移行コストが見えやすい。

一方、日本語会議がメインなら、Otter.ai と Notta を3ヶ月使い比べた を読んでほしい。日本語精度の実態と別ツールとの比較を書いている。Otter.aiの公式料金については Otter.ai公式サイト で最新情報を確認してほしい。


まとめ:無料で継続できる人・できない人

otter ai free plan limit
Photo by Owen Sellwood on Unsplash

参考として、Otter.aiの日本語対応状況は Otter.ai公式ヘルプ でも確認できる。

無料のまま続けられるのは、週1〜2本・30分以内の会議が中心の人に限られる。それ以外は、いずれ制限に当たる。

そして「いずれ当たる」というのが一番困るのは、タイミングが読めないことだ。重要な会議の30分に制限が来ることも普通にある。

月$16.99のProにするかどうかは、月2本以上の1時間超え会議があるかどうか、という基準で判断するのが現実的だと思っている。


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