※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
Google Meet 文字起こしは、Google Workspace の Business Standard 以上なら追加費用ゼロで使える。
「Workspace 払っているんだから、文字起こしもタダで使えるじゃないか」と思って試した。2025年3月に日本語対応が始まったというのも後押しになった。
結果、2週間・10回ほどの会議で使ってわかったことがある。「使えないわけじゃない。でも専用ツールの代替にはならない」というのが正直な評価。何が使えて何が使えないかを整理する。

Google Meet文字起こし機能——使える条件と使えない条件
対応しているWorkspaceプラン
Google Meet の文字起こし機能が使えるのは、以下のプラン(2026年4月時点)。
- Business Standard / Business Plus
- Enterprise Starter / Standard / Plus
- Education Plus・Teaching & Learning アドオン
- Google Workspace 個人契約者
Business Starter(最安プラン)では使えない。Business Standard 以上が必要。
Google Workspace Business Standard の料金は年払いで月額1,600円/人(税抜)、月払いで1,900円/人(税抜)。2026年1月からの改定価格。Workspace自体を会議・ドキュメント共有で使っているなら、文字起こし機能は「ついてくる機能」として使える。
日本語対応はいつから・どの程度
2025年3月に日本語対応が正式に始まった。それ以前は英語メインだったので、日本語での実用性が大きく変わった時点になる。
対応デバイスは PC ブラウザ(Chrome推奨)のみ。スマホやタブレットからは使えない。会議中にスマホで参加する機会がある人には制限になる。
使い方は会議画面の右下「アクティビティ」→「文字起こし」→「開始」だけ。難しい操作はない。文字起こし結果は会議終了後、Googleドライブに自動保存され、主催者・共同主催者・開始者にメールで通知が届く。
実際に使って感じた「3つの限界」
句読点が自動でつかない
これが一番困った。
文字起こしの結果が、句読点なしで流れてくる。「〜についてお願いしたいです次回の資料作成の件ですが」みたいな形で出てくる文字列を、後から読み返すのが正直つらい。
公式サイトの情報では句読点の自動付与が明確にうたわれておらず、実際に使ってみると付与されないケースが多い(2026年4月時点での確認)。
整形するのに1会議あたり15〜20分かかった。これは議事録を一から書くよりは早いが、「ツールを使ったのに後処理が多い」という感覚が残った。
専門用語・固有名詞の誤認識が多い
日常会話レベルなら精度は悪くない。「今日はよろしくお願いします」「確認します」みたいな一般的な表現は正確に変換される。
問題は業界用語や固有名詞。「ウェビナー」「コンバージョン」「SaaS」みたいなカタカナ語、会社名・サービス名・人名が誤認識されやすい。商談・クライアントミーティングがメインのフリーランスには、この点が痛い。
複数人が同時に話す場面も弱い。議論が活発になると文字起こしが乱れる。
スマホからは使えない(PC専用)
フリーランスの場合、スマホで Google Meet に参加することもあると思う。外出先の打ち合わせ、移動中のちょっとした確認電話……そういう場面では文字起こし機能が使えない。
PC 前に座っている会議に限定して使える機能、という認識が必要。

追加コストゼロで使える場面・使えない場面
これで十分なシーン
- 自分の記録用。後から読み返すのに使う(完成品じゃなくていい)
- 会議内容を大まかに振り返るのが目的
- 日常会話・一般的な語彙が中心の会議
- PCで参加する会議に限定して使う
この条件が揃っているなら、Google Meet の文字起こしは「悪くない補助ツール」として使える。Workspace に入っている前提なら、追加コストゼロはそれなりの価値がある。
専用ツールが必要なシーン
- クライアントに共有できる品質の議事録が必要
- 専門用語・固有名詞の誤認識が業務上問題になる
- 句読点なしのテキストを整形する時間が惜しい
- スマホ・対面会議も文字起こししたい
この条件に当てはまる場合、(Notta等の専用ツール)の追加検討が現実的。Notta のプラン・料金も参考に。
Google Meet文字起こし vs 専用AI議事録ツール
| 項目 | Google Meet文字起こし | Notta(有料) |
|---|---|---|
| 月額 | Workspace代金のみ(追加ゼロ) | 約1,185円/月(年払い) |
| 日本語精度 | 普通(固有名詞弱め) | 比較的高い |
| 句読点 | 自動付与なし(要整形) | 自動付与あり |
| 出力フォーマット | テキストのみ | カスタム可能 |
| 対応デバイス | PCブラウザのみ | マルチデバイス |
| 対面会議・ファイルUP | 非対応 | ○ |
月額1,185円で使い勝手が大きく変わるなら、費用対効果の判断は人によって分かれる。Workspace の月額1,600円を払っている前提では「もう少し追加して専用ツールにするか」という比較になる。
僕は Google Meet の文字起こしは「あるから試す」くらいの気持ちで使い続けている。メインの議事録ツールは Notta に移行した。Google Meet の文字起こしは、Notta を使い忘れたときのバックアップとして残している。
合わせて読みたい
– 個人・フリーランス向け議事録ツール選定ガイド
– Otter.ai の使い方:英語会議の議事録を自動化する
まとめ:Workspace契約者が知っておくべき結論
Google Meet 文字起こしは、追加費用ゼロで使えるのは本当。ただ、「使えないわけじゃない」と「業務のメインツールになるか」は別の話だった。
- 自分の記録用・補助ツールとして → 使える
- クライアント共有・高精度文字起こし・スマホ対応 → 専用ツールが必要
Workspace の Business Standard 以上なら、まず試してみる価値はある。2週間使って「これで足りる」と思えたら、追加コストをかけずに済む。「やっぱり物足りない」と感じたタイミングで専用ツールを検討するのが、余計な出費をしない順番だと思う。
※本記事の料金・機能情報は2026年4月時点のものです。Google Workspace の公式サイトで最新情報をご確認ください。


コメント