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Otter.ai の無料プランが月300分の制限に当たった月に、代替を探し始めてtl;dvを試した。
tl;dvのFreeプランを開いたとき、少し驚いた。録画・文字起こしが無制限だった。Otterの月300分制限と比較すると、同じ「無料」でも設計思想がまったく違う。
この記事ではOtter.ai tl;dv 比較として、両方を実際に使った上での判断基準を書く。「どちらが優れているか」という答えはない。どちらを選ぶかは、会議の言語とどの機能を重視するかで変わる。

先に結論:どちらを選ぶかは「会議の言語」と「無料枠の重視度」で決まる
- 日本語会議が多い + 無料で済ませたい → tl;dv
- 英語会議がメイン → Otter.ai
- Microsoft Teamsを使っている → Otter.ai(tl;dvはTeams非対応)
- Zoom/Google Meetのみ + コスパ優先 → tl;dv
以下で数字と体験を交えて説明する。
無料プランの差が大きい
tl;dv 無料:録画・文字起こし無制限・AIメモは月10回
tl;dvの無料プランでできることをまとめる(2026年4月調査時点)。
- Zoom/Google Meet会議の録画:無制限
- 文字起こし:無制限
- 40言語以上の自動翻訳:利用可能
- AIミーティングノート(要約):月10回まで
- ファイルアップロード:月3件まで
録画・文字起こしが無制限というのは、正直かなり太っ腹だと思う。AIメモの月10回制限があるので、毎会議ごとにAI要約を使いたい場合は足りなくなる。週2〜3本の会議なら1ヶ月で使い切る計算だ。
Otter.ai 無料:月300分・1会議30分の壁
Otter.aiの無料プランは以前に詳しく書いたので(Otter.ai の無料プランでどこまでできるか)、ここでは要点だけ。
- 月間録音:300分
- 1会議あたり:最大30分(超えると自動停止)
- ファイルインポート:生涯3回まで
1時間の会議が月3〜4本あると、30分制限と時間制限の両方にぶつかる。
日本語精度の実態
tl;dv は 91.5%・Otter.ai は約85%
2026年4月時点の調査では、tl;dvの日本語文字起こし精度は91.5%(2025年後半の強化後)、Otter.aiは約85%とされている(調査時点の情報)。
体感で言うと、精度の差は「修正にかかる時間」として現れる。
Otter.aiで日本語会議を録ると、固有名詞の変換が崩れやすく、会議名や担当者名が読めない形で出力されることが多い。議事録として使おうとすると、読み直して修正する作業に20〜30分かかることがある。
tl;dvは同じ会議を録ると、同じ誤変換が減る。修正時間が半分以下になった体験が何度かあった。
英語会議での精度はOtter.aiが逆転する
ただし、英語の音声処理ではOtter.aiが業界トップ級とされており、精度は99.1%というデータがある(調査時点)。英語ネイティブとの会議、海外クライアントとのやり取りが多い場合はOtter.aiに軍配が上がる。
僕自身は英語会議が月1〜2本程度なので、日本語精度を重視した判断をしている。
Zoom連携の仕組みと使い心地の差
tl;dv:Zoomに自動参加、設定が直感的
tl;dvのZoom連携はGoogleアカウントを連携してカレンダーを読ませるだけで、ほぼ自動で動き始める。
tl;dv公式サイト(英語)から設定画面を開いて、Googleカレンダーの連携ボタンを押して許可する。それだけで次の会議から自動参加が始まった。設定に詰まるポイントがほとんどない。
ただし、tl;dvはZoomとGoogle Meetにしか対応していない。Microsoft Teamsは現時点で非対応。Teams会議が多い環境では選択肢に入らない(2026年4月時点)。
Otter.ai:OtterPilotは設定が複雑で詰まりやすい
Otter.aiのOtterPilot設定は、カレンダー連携→OtterPilot有効化→Zoom Marketplace承認という3ステップが必要で、Zoom側の参加許可設定を見落とすと初回のMTGに参加してこない。
詳細は Otter.ai をZoomと連携する方法 に書いたが、一言でいうと「設定後に正常に動くか確認する方法がない」というのが地味に不便だった。
料金プランの比較
| Otter.ai | tl;dv | |
|---|---|---|
| 無料 | 月300分・30分/会議 | 録画無制限・AIメモ月10回 |
| 有料(Pro) | 月$16.99(約2,550円) | 月約3,000円 |
| 有料(Pro)の主な追加機能 | 月1,200分・90分/会議上限 | AIメモ無制限・CRM統合 |
| ビデオ録画 | なし | あり(無料から) |
| 対応プラットフォーム | Zoom・Meet・Teams | Zoom・Meet(Teams非対応) |
料金は似たレンジだが、無料プランの「余裕度」がかなり違う。
実際に両方使って感じた差

3ヶ月ほど両方を並走させた期間があった。
tl;dvは「使っていることを忘れる」という感覚がある。会議が終わったらテキストが出ている。AIメモ機能で要約も出る。議事録の手直しが減った。
Otter.aiは英語の音声認識が明らかにきれい。英語のウェビナーを録ったときに、句読点の配置まで自然なテキストが出てきて少し驚いた。日本語では同じ体験はできない。
使い分けとしては今、英語の会議は、日本語の定例はtl;dvという分け方をしている。月300分制限を気にしなくていい分、Otterの英語録音は制限枠を気にせず使える。

まとめ:どちらを選ぶべきか
判断基準を整理する。
tl;dvを選ぶべき人:
- 日本語会議がメインで精度を重視する
- 無料枠で録画・文字起こしの制限を気にしたくない
- ZoomとGoogle Meetのみを使っている
- ビデオ録画機能が欲しい
Otter.aiを選ぶべき人:
- 英語会議が多い(精度で明確に有利)
- Microsoft Teamsを日常的に使っている
- Otter.aiのAIチャット機能(録音内容への質問)を使い込みたい
どちらにも「向いていないケース」があることを書いたが、フリーランスでZoom中心・日本語会議が多い、という人にはtl;dvの無料プランを先に試してみることをすすめる。無制限でお試しできるから、制限を気にせず使い心地を確認できる。
Otter.aiの最新プラン・価格は Otter.ai公式サイト でも確認してほしい。
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