Zoom AI Companionの議事録機能は有料プランの価値があるか:実測して正直に判断した

コミュニケーション・会議効率化

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Zoom AI Companion 議事録機能は、Zoom有料プランに入っていれば追加費用ゼロで使える。これは事実だし、試さない理由はない。

ただ、「タダで使える」と「業務で使えるか」は別の話だ。

僕は Zoom Pro に加入していたので、AI Companion を3ヶ月ほど実際の商談・ミーティングで使い続けた。計30本弱の会議で試した結果、「このまま使い続けるか」「Notta等を追加契約するか」の判断をした。その過程で気づいたことを書く。

zoom ai companion meeting summary
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Zoom AI Companionの議事録機能——何ができて何ができないか

使える機能と出力フォーマット

AI Companionのミーティング要約機能は、会議終了後に以下の3項目を自動生成する。

  • 要点(主要な議論ポイント)
  • 次のステップ(ToDoリスト)
  • 要約(会議全体の概要)

リアルタイムで文字起こしをしながら、終了後にまとめてくれる仕組み。会議終了後、ホストと設定に応じたメンバーにメールで送られてくる。

フォーマットはこの3択から変えられない。クライアントへの共有フォーマットが「決定事項・議論内容・担当者・期限」みたいな形式で求められる場合、AI Companionの出力をそのまま使うのはまず無理だ。

使えるのはどのプランから

Zoom Pro以上の有料プランで追加料金なしで利用可能。無料プランでは使えない(2026年4月時点の情報)。

Zoom Proの料金は月払いで約2,549円/月、年払いで約1,999円/月(2026年2月時点。最新は公式サイトで確認を)。Zoom有料プランは元々「40分制限なし・録画機能」のために加入している人が多いと思うが、その料金でAI Companionも使えると考えると確かにお得感はある。

実際に使って感じた「3つの限界」

日本語の精度が思ったより荒い

カタカナの固有名詞や業界用語が特に弱い。

「マーケティングオートメーション」「リードナーチャリング」「CRM」といった言葉が、似た音で誤変換されることがあった。5回会議で試したら2〜3回は修正が必要な誤認識があった感覚。

修正作業を入れると、手書きメモより10〜15分しか短縮されない会議もあった。「AI使ってるのに結局時間かかってる」となるパターンがある。

ただ、「要約の質」はそれなりに悪くない。議論の流れを要点で掴んでくれるのは助かる。精度の問題は「文字起こしの正確さ」に集中していて、要約レベルでは意外と使える。

出力形式が「要点・次のステップ・要約」の3択しかない

これが個人的に一番しんどかった。

僕はクライアントとの会議後に「共有メモ」を送る習慣があるんだけど、AI Companionの出力をそのままコピペしても、フォーマットが合わなかった。

「決定事項」「懸案事項」「次回までの宿題」みたいな形にしたいんだけど、それには手で組み直す必要がある。結果、AI Companionの出力はメモ代わりにはなるが、「議事録の完成品」にはならない。

Nottaや他の専用ツールはカスタムテンプレートを使える場合があるので、ここが大きな差になる。Notta のプラン詳細も参考にしてほしい。

対面会議・電話会議では使えない

これは盲点だった。

AI Companion は Zoom のオンラインミーティングのみ対応。対面打ち合わせや電話商談には使えない。

フリーランスの場合、クライアントとの関係によってはオフィス訪問や電話が普通にある。そういう場面で別のツール(Notta等のファイルアップロード機能)が必要になる。「Zoom AI Companionで議事録が全部解決する」という期待は、最初から持たない方がいい。

zoom meeting productivity tools
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Zoom有料プランに入っている人は追加ツールが必要か

追加契約不要なケース

  • 会議がほぼZoomオンライン限定
  • 日本語の専門用語が少ない(一般的な会話が中心)
  • 議事録はあくまで自分の記録用で、クライアントに送る必要がない
  • 出力の3フォーマットで事足りる

この条件が揃っているなら、AI Companionだけで十分かもしれない。まず追加契約せずに試してみることをすすめる。

追加契約が必要なケース

  • 対面会議や電話商談もある
  • クライアントに整形した議事録を共有する必要がある
  • 日本語の専門用語・固有名詞が多い商談がある
  • 出力フォーマットを業務に合わせたい

この条件が1つでも当てはまるなら、AI Companionに加えて専用ツールの検討が現実的。

比較:AI Companion vs Notta vs tl;dv

項目 Zoom AI Companion (Notta) tl;dv
月額 Zoom Pro込みで追加ゼロ 無料〜約1,185円/月(年払い) 無料〜約3,750円/月
日本語精度 普通(固有名詞弱め) 比較的高い 英語向き(日本語は限定的)
出力フォーマット 3択固定 カスタム可能 カスタム可能
対応プラットフォーム Zoomのみ Zoom・Meet・ファイル Zoom・Meet
対面会議 非対応 ○(ファイルアップロード) △(有料のみ)

結論として、Zoom Proに入っているなら AI Companion は試す価値がある。ただ、商談・クライアント会議がメインのフリーランスには、おそらく物足りなくなる。

僕は3ヶ月使った後、Notta のプレミアムプランに月額1,185円を追加することにした。AI Companionを捨てたわけじゃなく、Zoom会議はAI Companionの要点把握 + Nottaの文字起こしを両方走らせる形に落ち着いた。多少コストはかかるが、会議後の作業時間が減った方が結果的に得だと判断した。


合わせて読みたい
個人・フリーランス向け議事録ツール選定ガイド
Otter.ai vs Notta:日本語会議に使えるのはどちらか

まとめ:結論と使い分け

Zoom AI Companion の議事録機能は「使えないわけじゃない」。ただ、「これだけで十分か」という問いには「状況による」としか言えない。

  • 自分用の会議メモ・記録 → AI Companionで十分
  • クライアント共有・高精度文字起こし・対面対応 → 専用ツールが必要

Zoom Proに入っているなら、まずAI Companionを2〜3週間試してみてほしい。「物足りない」と感じたタイミングで専用ツールに移行するのが、コストを無駄にしない順番だと思う。

※本記事の料金情報は2026年4月時点のものです。Zoom公式サイトや各ツールの公式サイトで最新情報をご確認ください。

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