Loomの使い方:動画で非同期説明する業務への組み込み方と実践例

コミュニケーション・会議効率化

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

Zoomを減らしたくて、Loomを使い始めた。

結論から言うと、「全部の会議をなくせる」は嘘だった。でも、「この説明だけは動画のほうが早い」という場面は確実にある。その見分け方が3ヶ月でようやくわかってきた。

この記事では、Loomの使い方の基本と、フリーランスの業務にどう組み込んだか、そして向かなかった場面を正直に書く。

Loomで何が変わったか、使い始めた理由から話す

きっかけは、クライアントへの操作説明だった。

「このツールの設定はこうしてください」を文章で書くと、ステップごとに細かく書いても誤解が生まれる。Zoomで画面を共有しながら説明すればわかるのに、30分のミーティングを設定するのが億劫で後回しにしていた。

そこで試したのがだった。画面を録画しながら音声で説明し、URLを送るだけ。受け取った側はブラウザでそのまま見られる。インストール不要。

「クライアントが動画を見てくれるか」という不安はあったけど、最初に送った説明動画には「わかりやすかったです」という返信が来た。それまで5往復ぐらいメールのやり取りが必要だったことが、動画1本で終わった。

まあ、そこから2ヶ月、25本の無料枠を使い切るまでは調子よく使っていた。


Loomの基本的な使い方:録画から共有まで5分でできる

録画方法は3種類ある。どれを使うかだけ決めれば始められる

Loomの録画オプションは以下の3種類。

  • 画面のみ:操作手順の説明に最適。顔は映らない
  • カメラのみ:話しかけるだけ。資料がない短い連絡向き
  • 画面 + カメラ:画面を見せながら顔も映る。説明の親近感が出る

僕が主に使うのは「画面 + カメラ」か「画面のみ」。カメラだけで送るのは、5〜10秒の短い補足コメントぐらい。

Chromeの拡張機能をインストールすれば、ブラウザから直接録画を開始できる。デスクトップアプリ版もあるが、Chrome拡張で十分使える。拡張機能はアトラシアンのLoom公式サイトのダウンロードページから入手できる。

録画開始ボタンを押したら3秒カウントダウンが始まる。終了は画面下のバーにある停止ボタンか、スペースバーで止められる(ショートカットは最初に覚えておくと便利)。

共有は録画後すぐにURL。受け取った側に何かインストールさせる必要はない

録画が終わると即座にURLが生成される。そのURLをコピーしてメールやSlackに貼ればいい。

受け取った側はブラウザで開くだけで見られる。アカウント作成も不要。これが一番大きなポイントで、「相手に何かを要求しない」という点でハードルがほぼゼロになる。

動画の視聴画面にはコメント機能があり、「タイムスタンプ付きのコメント」を残せる。「2分30秒の部分がわからなかった」というフィードバックが来たりする。これはZoomの後で「あそこの話もう一度教えてください」とメールするより明確で、地味に便利。


フリーランスが実際に使った業務3パターン

クライアントへの操作説明:画面を見せながら話すだけで「伝わった」感が違う

マーケティングツールの初期設定を教えるとき、文章だと「どのボタンのことか」が伝わらない。Loomで画面を共有しながら「この設定をこうクリックして、次にここを入力する」と話すだけで、手順の再現性が上がった。

クライアントから「動画を何度も見直して設定できました」という返信が来た時は、文章マニュアルを作るより確実に伝わっているなと思った。

ただし、向かない場面もある。「この方針でいいですか」という確認が必要なやり取りは、一方通行の動画より返信を待つほうが早かった。Loomで説明→クライアントが疑問を持つ→また動画で返すという往復は、素直にZoomを使ったほうが速い。

修正依頼:「ここをこう直してほしい」が動画1本で完結する

制作物(バナー・LP)の修正指示を動画で送るようにしたら、制作会社との修正対応がかなりスムーズになった。

「赤い部分の文字が小さいので、もう少し大きくしてほしい」をテキストで書くと「どこの赤い部分か」「どの程度大きくするか」という確認が入る。画面で指差しながら「ここです、このぐらい」と話す動画なら一発で伝わる。

3ヶ月で一番役立ったユースケースはこれかもしれない。

提案説明:Zoom設定するより先に動画を送った

新しい施策の提案を、まず動画でざっくり説明して「興味があれば詳しく話しましょう」という流れにした。

興味を持ってもらえれば次のステップ(Zoom)に進む。興味がなければそこで終わり。提案の一次篩い分けを非同期でやることで、無駄なZoomが減った。

ただ、初めて接触するクライアントに動画を送るのは少し勇気がいる。「この人、動画を送ってくる人なんだ」という印象をどう受け取られるかは相手による。


3ヶ月使って感じた限界と向かないケース

正直に言うと、向かない場面はある。

相手が動画を開かない問題。急いでいるクライアントは「長い動画を見る時間がない」と返してくることがある。3分の動画でも「後で見ます」になって、結局Zoomの方が早かったというケースが2回あった。

5分でまとめられない説明もある。複雑な施策の背景説明や、前提の認識合わせが必要なやり取りは、5分に収めようとすると内容が薄くなる。無料の5分制限に引っかかって、「もう少し詳しく話したいのに」と感じることが何度かあった。

双方向が必要な確認には弱い。「A案とB案どちらがいいですか」という決定が必要な場面、リアルタイムで反応を見ながら調整したい場面、これはZoomにかなわない。


無料プランで何ができるか、課金判断は?

無料のStarterプランは動画25本まで、1本あたり5分まで(2026年4月時点の情報。詳細はアトラシアンのLoom料金ページで確認できる)。

2ヶ月で25本を使い切った。月12本ペースで使っていた計算。

課金するかどうか迷ったが、結局していない。理由は「月12本のうち本当に必要だったのは何本か」と振り返ると、8本ぐらいだったから。残り4本はZoomでよかった。

課金を検討するタイミングは、「毎月25本を超えるほど使っている」かつ「5分で収まらない説明が多い」場合だと思う。Businessプランは$18/ユーザー/月(2026年4月時点)。


Loomを業務に組み込むなら最初にこれだけ決めておく

3ヶ月使ってわかったのは、「Loomで送る場面のルールを自分で決める」ことが重要だということ。

全部をLoomにしようとすると失敗する。「操作説明と修正指示はLoom、確認・決定はZoom」という使い分けを最初から決めておくと、動画を送るかどうか迷う時間がなくなる。

あと、最初の1本を作るハードルが高く感じるかもしれないが、実際には録画開始から送信まで5分かからない。失敗したら録画し直せばいい。きれいな動画を目指しすぎないことが続けるコツ。


合わせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました