Fireflies.aiを使い始めてしばらくは、正直「議事録が自動で書かれる便利なツール」くらいの認識だった。でも3ヶ月貯めた時点でAskFredをちゃんと使い始めたら、別のツールになった。
過去の会議録を漁る時間が、体感で半分以下になった。「先月のクライアントMTGで合意したこと」「あの商談でヒアリングした要件の詳細」――こういう情報を探すのに使っていた10分が、30秒になる。
この記事ではFireflies AskFredの使い方を解説する。操作手順だけじゃなく、日本語での精度の実態や、複数会議をまたいだ横断検索の現実も正直に書く。「AskFredが万能」という話はしない。使えない場面についてもちゃんと書く。
この記事でわかること:
- AskFredとは何か・どのプランで使えるか
- 1つの会議内でAskFredを使う手順と質問のコツ
- 複数会議の横断検索の実態(SearchバーとAskFredの違い)
- 日本語会議でのAskFredの精度(正直な評価)
- AskFredが効く場面・効かない場面と使い方のルーティン

AskFredとは何か:Fireflies.aiのAI検索機能が他の議事録ツールと違う点
AskFredが解決する問題:「あの会議、なんて言ってたっけ」
Fireflies.aiで会議を録音すると、文字起こし・要約・アクションアイテムが自動で生成される。これだけでも便利なんだけど、AskFredはそこから一歩先に行く。
「あの会議でクライアントが言っていたこと、なんだったっけ」をAIに直接聞ける。
具体的に言うと、こういう質問ができる:
- 「この会議での決定事項は何ですか?」
- 「田中さんは予算についてなんと言っていましたか?」
- 「アクションアイテムをリストにしてください」
- 「この会議の内容でフォローアップメールを書いてください」
- 「来週のアジェンダに使える要点をまとめてください」
- 「この会議でまだ解決していない課題を抽出してください」
文字起こしを全部読んで目視で探す作業が不要になる。60分の会議の文字起こしを全部読むのに15〜20分かかっていたのが、AskFredに「決定事項は?」と聞く30秒に置き換わる。
で、Otter.aiを英語会議で使っていた僕が感じた一番の差がここで、Otterにはこういう「会議録に対して自然言語で質問できる」機能が同じレベルでは存在しない。
Firefliesの競合ツールで「AskFred相当の機能を持つもの」はいくつかあるが、Fireflies AIノートテイカー全体の文字起こし精度・多言語対応と組み合わせた形では、AskFredが最も使いやすかった。
AskFredを使えるプランと制限
AskFredはすべてのプランで使えるが、AIクレジットの制限がある(2026年4月時点の情報):
| プラン | 月額(年間契約) | AskFredクレジット/月 | 保存容量 |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 20クレジット | 800分 |
| Pro | $10〜 | 30クレジット | 無制限 |
| Business | $19〜 | 50クレジット | 無制限 |
| Enterprise | 要相談 | カスタム | カスタム |
1クエリ=1クレジット消費。つまり無料プランだと月20回しか質問できない。
最初の1週間で試しにいろいろ聞いていたら、月14日目に「クレジットが残り3」という状態になって焦った経験がある。積極的に使うならProプランへの移行は前提になる。
追加クレジットは$5で50クレジット購入できる。毎日の会議でフォローアップメールに使う場合、月20〜30回のAskFred使用が必要になるため、Pro(30クレジット/月)か、追加クレジット購入が必要になる計算だ。
なお、コンテンツ生成系の操作(フォローアップメール作成・LinkedInポスト生成など)はAskFredのクレジットとは別にカウントされる場合がある。正確な消費量は公式サイトで確認することを推奨する。
AskFredがFirefliesのどの画面からアクセスできるか
AskFredにアクセスできる場所は複数ある:
Meetings詳細ページ: 個別の会議を開いたページの右側パネル。特定の会議の内容について質問する場合はここを使う。
Notepad(メモ帳)画面: 会議のノートをまとめる画面。右側チャットパネルでAskFredを呼び出せる。
Thread: 複数の会議をまとめて参照する機能(プランによって利用可否が異なる)。
使い始めの頃は「どこからAskFredを開くのか」で迷うことがある。慣れるとMeetingsの詳細ページが一番直感的に使いやすい。
AskFredの基本的な使い方:1つの会議内で質問する
会議ノートページからAskFredを起動する手順
実際の操作手順をステップで確認する:
- Fireflies.aiのダッシュボードにログインする
- 左サイドバーの「Meetings」をクリック
- 記録済みの会議一覧から対象の会議を選択する
- 会議の詳細ページが開いたら、右側のパネルを確認する
- 「AskFred」または「Ask AI」のボタンをクリックする
- チャット欄に質問を日本語または英語で入力して送信する
これだけ。ChatGPTに質問するのと同じ感覚で使える。
Meetingsページを開いたときに「文字起こしがまだ処理中」の場合はAskFredが使えない。会議録音から処理完了まで数分〜十数分かかる場合がある。「会議が終わってすぐAskFredで聞きたい」という場合は、5〜10分待つことを想定しておいたほうがいい。
起動場所がわかりにくいと感じたのは最初だけで、2〜3回使えば迷わなくなる。「Notepad」画面からも右側のチャットパネルで使えるので、慣れたらそっちのほうが早い場面もある。
効果的な質問の形式(自然言語で聞くコツ)
質問の精度はこちらの聞き方で変わる。3ヶ月の試行錯誤で気づいたコツをまとめる:
効果が高い質問パターン:
- 「誰が何を言った」という形式:「田中さんはXXについてどう言いましたか?」
- 決定事項を聞く:「この会議で確定したことを箇条書きにしてください」
- アクション抽出:「誰が何をいつまでにやると言いましたか?」
- コンテンツ生成:「この会議の内容でフォローアップメールを書いてください」
- 次回アジェンダ:「次回の会議で確認すべき未解決事項は何ですか?」
- 要約変換:「この会議の要旨を上司向けの3行サマリーにしてください」
精度が落ちる質問パターン:
- 曖昧な主語:「あの件はどうなりましたか?」(何を指しているかAIが判断できない)
- 会議外の情報を要求:「前回の会議と比較して」(AskFredは基本的に開いている会議のみを参照する)
- 感情・空気感の質問:「この会議の雰囲気はどうでしたか?」(テキストデータから感情推測は苦手)
- 曖昧な時間軸:「最近の決定事項を教えて」(複数会議の横断参照は標準ではできない)
まあ、慣れるまでは聞いて→精度が低かったら→もっと具体的に聞き直す、のくり返しでいい。最初から完璧な回答を期待せず、「一度聞いてみて、足りなければ追加で聞く」というスタンスで使うのが現実的だ。
AskFredが生成できるコンテンツの種類
質問への回答以外に、AskFredを使ってコンテンツを生成できる。公式ドキュメントによると、以下のコンテンツを会議録をもとに生成できる:
- フォローアップメール: 会議後に送るメールの文案
- LinkedIn投稿: 会議の内容を基にしたSNS投稿
- ブログ記事の骨子: 会議内容をもとにしたコンテンツの叩き台
- 議事録(別フォーマット): 既存の要約を別の形式に変換
フリーランスとして一番使っているのはフォローアップメールの生成だ。クライアントMTG後に送るメールの文案を5分かけて書いていたのが、AskFredに「この会議内容でフォローアップメールを書いてください」と入力して1〜2分の手直しに変わった。
毎週3本のMTGがあるとして、月12本×4分短縮=月48分の削減になる。年間で換算すると10時間近くになる。地味に大きい。
AskFredで複数会議を横断検索する方法
Searchバーを使った横断検索との違いを理解する
Fireflies.aiには「AskFred」とは別に「Search」機能がある。この2つを混同しないことが重要。
Searchバー: キーワード検索。「予算」「田中」「A社」などのワードで過去の全会議を横断してヒットする文字起こし箇所を表示する。Ctrl+Fを全会議横断でやるようなイメージ。
AskFred: AIに自然言語で質問。回答を生成してくれる。ただし基本的には開いている1つの会議のみを参照する(Thread機能を除く)。
「複数会議を横断してAIに質問できる」と理解していた僕は、最初にここでつまずいた。3ヶ月分の議事録から「先月の全商談でヒアリングした要件」をAskFredで一気に聞けると思っていたが、それはできなかった。
AskFredとSearchバーは「別ツール」として使い分ける必要がある。
Searchバーの実際の使い方
SearchバーはFireflies.aiのダッシュボードの上部に配置されている(または左サイドバーのSearch)。
操作は単純で:
- 検索欄にキーワードを入力する
- ヒットした会議・文字起こし箇所が表示される
- 「この会議に関連する」と判断した会議を開く
- 開いた会議に対してAskFredで深掘り質問をする
Searchバーでは話者(発言者)でのフィルタリングもできる。「田中さんの発言のみ表示」という絞り込みが可能なため、特定の人物の発言を探す場合に使いやすい。
Smart Search(上位プランの機能)では、キーワード完全一致ではなく意味的な検索ができる。「予算の話をしていた会議」のような形で過去会議を検索できる。この機能は正直かなり便利で、Proプランに移行した理由の一つになった。
AskFredに複数会議をまたいで質問するときの現実
Fireflies.aiには「Thread」という機能があり、複数の会議をまとめてAskFredで参照できる。例えばプロジェクトAに関連する5つの会議を1つのThreadにまとめておけば、「プロジェクトAの全会議での決定事項は?」という質問ができる。
ただしThreadはBusiness以上のプランが必要な場合がある(2026年4月時点では機能の提供状況が変動しているため、公式ページで確認推奨)。
ProプランのままThreadを使えないケースでの現実的な使い方は:
- Searchバーで横断検索 → 関連する会議を絞り込む
- その会議を1つずつ開いてAskFredで深掘り → 必要な情報を抽出
- 自分でメモや別ドキュメントに集約 → 横断情報をまとめる
2ステップ+手動集約になるが、これでも従来の「全部読んで探す」よりはるかに速い。
「複数会議を一気にAIに聞ける魔法のツール」ではなく、「検索で絞ってからAIで深掘りする」ツールと理解するほうが正確だ。この認識がないと、期待値と実態のギャップで失望する。

AskFredを3ヶ月使って気づいた限界と使い所
日本語会議でのAskFredの精度は正直どうか
僕の場合、Fireflies.aiに入っている会議の7割は日本語だ。クライアントとのMTGも、パートナーとの打ち合わせも、ほぼ日本語。
AskFredへの質問は日本語でも英語でも受け付ける。日本語で聞くとだいたい日本語で回答が返ってくる。
精度については正直に言う。日本語質問への回答精度は「使える」レベルだが完璧ではない。
3ヶ月の使用で気づいた傾向:
- 「決定事項を教えて」「アクションアイテムは?」という定型質問への回答は精度が高い(体感で8〜9割)
- 「○○さんが言った△△の詳細を教えて」という特定発言の引用は精度が下がることがある(日本語の文字起こし自体に誤りが混入していると、AskFredも誤った情報を返す)
- 日本語で聞いた回答が英語交じりになることがある(固有名詞・技術用語など)
- 専門用語が多い会議では「用語の解釈ずれ」が起きることがある
「調査時点の情報として」という前置きで言うと、英語会議でAskFredを使った方が精度は高い印象だ。Firefliesは英語ネイティブの文字起こしから始まっているツールのため、英語会議での精度が基準値として高い。
一方、日本語会議でもフォローアップメール生成や決定事項の抽出くらいであれば十分に使える水準にある。「完璧な精度」を求めなければ、実用に問題はない。
日本語で質問するか英語で質問するか
「Fireflies AskFredは日本語で聞けるか」という疑問に対する答えは「はい、聞ける」だ。
ただし「日本語の会議録に対して、英語で質問したほうが精度が上がることがある」という体験もしている。
試した結果として:
- 日本語質問 → 日本語回答:一般的な質問(決定事項・アクションアイテム)は問題ない
- 英語質問 → 英語回答:細かい発言の引用・複雑な情報の抽出には英語が優勢
- 日本語質問 → 英語・日本語混在の回答:固有名詞や技術用語が英語になりやすい
日本語会議で「特定の発言を正確に引用したい」という用途には限界がある。「大まかな内容の把握」「メールの雛形生成」「アクション抽出」なら日本語でも十分機能する。
AskFredが効く場面・効かない場面
効く場面:
- 会議直後のフォローアップメール作成(5分→1分になった)
- 「この会議で何が決まったか」のサマリーを別フォーマットで出したい
- 月次レポートのために3〜4会議の決定事項をまとめたい(Searchで絞ってからAskFredで抽出)
- 「この会議録でLinkedIn投稿を書いてください」というコンテンツ生成
- 「次回の会議で確認すべきことは?」という次回準備
効かない場面:
- 文字起こし精度が低い会議(雑音が多い、複数人が同時発言するなど)
- 「先月の全体ミーティングの空気感を教えて」みたいな抽象的な質問
- 日本語特有の表現・業界用語が多い会議での細かい引用
- 複数会議をまたいだ情報の一括抽出(1会議ずつ対処が必要)
- 「この案件の進捗を全会議分まとめて」という長期横断サマリー(Threadなしでは対応困難)
無料プランの月20クレジットだと積極的には使えない。毎日の会議でフォローアップメールに使うならProプラン($10/月)への移行が現実的な選択肢になる。
クレジット消費の現実と有料プランへの移行判断
無料プランの月20クレジットがどれくらいの量かを実感したエピソードを書く。
使い始めの2週間、毎日の会議でAskFredを試していたら月14日目にクレジット残量3の通知が来た。残り17日間でクレジット3しかない状態。これは使い方が多すぎたというより、「20クレジットが月20回しかないという単純な事実」を実感した瞬間だった。
週3回のMTGがあるとして月12会議。1会議で平均2〜3回AskFredを使うと月24〜36回の消費になる。無料プランの20クレジットは1〜2週間で枯渇する計算だ。
Proプラン($10/月≒約1,500円)に移行すれば月30クレジット。週3回のMTGで毎回フォローアップメール作成にAskFredを使うなら、月12回=12クレジット消費で収まる計算になる。「毎回使う機能を1つに絞る」という運用なら無料プランでも回せるが、フル活用したいならProへの移行が前提になる。
AskFredと組み合わせるとさらに便利なFireflies機能
AskFredを最大限に活かすために、一緒に使うと効果的なFirefliesの機能を整理する。
Searchバー(全プラン): 前述の通り、複数会議の横断検索はAskFredではなくSearchバーで行う。キーワードを入れると、すべての過去会議からヒット箇所が時系列で表示される。
Smart Search(上位プラン): 通常の検索より高度な意味検索ができる。「予算の話をした場面」「クライアントが懸念を示した箇所」のような意味的な検索に対応している。Searchバーと組み合わせると、「どの会議を開いてAskFredで深掘りするか」の精度が上がる。
Soundbites(全プラン): 特定の会話の一部をクリップとして切り出せる。「あのMTGのあの部分をチームに共有したい」というときに使う。AskFredで「この発言はどこにありますか?」と質問して場所を特定し、その箇所をSoundbiteで切り出すという使い方もできる。
Threads(Business以上): 複数の会議を1つのスレッドにまとめてAskFredで参照できる機能。プロジェクト単位でFirefliesを管理している場合に効果的。「プロジェクトAのすべての会議からの決定事項を教えて」という横断質問が可能になる。
コンバセーションインテリジェンス(Pro以上): 会議内のトークタイム・質問の数・感情スコアなどのデータを分析する機能。商談の振り返りや改善に使える。AskFredと組み合わせて「今月の商談でよかった会議と悪かった会議の違いは?」という分析が一定できる。
僕が実際に使っているルーティン:
- 会議直後 → AskFredでフォローアップメール作成(5分以内に完了させる)
- 週次レポート時 → Searchで関連会議を絞り込んでAskFredで各会議の決定事項を抽出 → Notionに集約
- 月次振り返り → Searchで月を指定して全会議を確認 → 主要な決定事項をAskFredで抽出してまとめ
このルーティンで、以前は週1時間かかっていた「会議のまとめ作業」が30分以下になった。

AskFredで実際にやってきた使用事例:どんな質問が有効だったか
3ヶ月のAskFred使用で、「この聞き方は効いた」「この聞き方は期待外れだった」という事例が溜まってきた。具体的に書く。
事例1:クライアントMTGのフォローアップメール作成
状況:1時間のクライアントMTG後、フォローアップメールを送る必要があった。会議では複数の課題と対応方針を話した。
AskFredへの質問:「この会議の内容を基に、クライアント向けのフォローアップメールを書いてください。決定事項とアクションアイテムを含めてください」
結果:3〜4段落のメール文案が30秒で生成された。「会議のサマリー」「確認した決定事項3点」「双方のネクストアクション」という構成で出てきた。手直しは固有名詞と表現の微調整のみ(2分程度)。
以前は「会議の文字起こしを読み返してポイントを拾い出し、メールを書く」という作業に5〜7分かかっていた。それが2〜3分になった。
事例2:月次レポートのための情報集約
状況:月次クライアントレポートのために、「今月の商談で出た主要な課題・要望」をまとめる必要があった。4会議分の情報を集約したかった。
アプローチ:Searchバーで「課題」「要望」のキーワードで横断検索 → ヒットした4会議を特定 → 各会議をAskFredで「この会議でクライアントが言った課題・要望は何ですか?」と質問 → 回答を自分のメモに集約。
所要時間:従来(全部読んで手動集約)30分 → 新方法(Search+AskFred+手動集約)15分。
効果は半減。「一括でやってくれる」ではないが、それでも時間短縮になった。
事例3:「あの会議で誰が何を言ったか」の確認
状況:「先週の会議でBさんが何かを言っていた」という曖昧な記憶があり、それを確認したかった。
AskFredへの質問:「Bさんはこの会議で〇〇についてどのような意見を述べましたか?」
結果:Bさんの発言内容が要約されて返ってきた。文字起こしの原文も参照したが、AskFredの回答はおおむね正確だった(日本語会議だったため、細かいニュアンスは若干のずれがあった)。
従来は「文字起こし全文でCtrl+F検索してBさんの発言を探す」という作業だった。それが「自然言語で質問する」に変わった。
事例4:期待外れだった例
状況:3ヶ月分の全会議から「クライアントXからのすべての要望リスト」を作りたかった。
AskFredへの質問(単一会議に対して):「クライアントXから今まで出た要望をリストアップしてください」
結果:当然ながら、開いている1つの会議の範囲内でしか回答してくれなかった。「3ヶ月分の全会議にわたる要望」は、AskFredに1回質問して取得できるものではない。
この失敗から「AskFredは1会議に対するAI質問ツール、横断検索はSearchバーの担当」という認識が固まった。
AskFredの回答精度を上げるための具体的なコツ
試行錯誤で気づいた精度向上の方法:
コツ1:質問を具体化する
「この会議の内容を教えて」→ 精度低い
「この会議でXについての決定事項を箇条書きにしてください」→ 精度高い
質問が曖昧なほど、AIが何を答えるべきかを迷う。
コツ2:「誰が」「何を」「どう判断したか」の形式で聞く
「予算は?」→ 精度低い
「田中さんは予算について最終的にどう言いましたか?」→ 精度高い
主語・対象・判断の形で聞くと精度が上がる。
コツ3:出力形式を指定する
「箇条書きにしてください」「3行でまとめてください」「メール形式で書いてください」という形式指定を加えると、使いやすい出力が返ってくる。
コツ4:言語を意識する
日本語会議の内容を英語で聞くと、精度が上がることがある。「特定の発言を正確に知りたい」場合は英語で質問してみる価値がある。
AskFredに向いていない代替手段
AskFredが効かない場面での代替手段も整理しておく。
複数会議の横断情報集約が必要な場合:
「Searchバーで横断検索 → 対象会議を特定 → 各会議のAI要約を読む → 自分のメモに集約」というフローが現実的。Notionや自分のメモツールに集約する手間は残るが、Searchで絞り込むだけでも時間短縮になる。
文字起こし精度が低すぎる会議の場合:
AskFredに頼らず、会議の要約(Firefliesが自動生成するsummary)を読むほうが早い。文字起こし精度が低い場合でも、要約は比較的まとまっていることが多い。
日本語の細かい発言を正確に確認したい場合:
AskFredで質問した後、「この部分の原文を見せてください」と追加質問するか、文字起こし原文をCtrl+Fで直接確認する方法のほうが確実。
Fireflies AskFredを使い始める前に確認すること
Firefliesのセットアップが完了しているか
AskFredを使うためにはFireflies.aiのアカウントと、会議ツールとの連携設定が必要だ。
まだFireflies.aiを設定していない場合は先にセットアップを済ませる必要がある。設定手順については「Fireflies.aiの使い方入門」の記事で詳しく解説している。
会議の録音データが蓄積されているか
AskFredはFireflies.aiに録音・文字起こし済みの会議データに対して機能する。まだ会議録がない状態でAskFredを使おうとしても、質問に答えるデータがない。
「3ヶ月分の会議を貯めてからAskFredを使い始めた」と書いたのはこれが理由だ。録音済みの会議が数十本以上蓄積された時点でAskFredの検索・集約機能が本領を発揮する。
最初の1〜2ヶ月は「録音・要約確認のフェーズ」と割り切って、3ヶ月目あたりから「AskFredで会議録を活用するフェーズ」に移行するというイメージで使うとちょうどいい。
AskFredに日本語会議を使う場合の注意点
日本語会議でAskFredを使う場合、文字起こしの精度がAskFredの精度に直結する。
Fireflies.aiの日本語文字起こし精度は「実用レベル」だが英語に比べると誤認識が多い。誤認識が多い文字起こしに対してAskFredが質問に答えると、誤った情報が回答に含まれる可能性がある。
「AskFredの回答は参考情報として扱い、重要な決定事項は文字起こし本文も確認する」というスタンスで使うと、精度の問題による影響を最小化できる。
まとめ:AskFredは「過去の会議を思い出す手間」を大幅に削る
AskFredを使うことで変わったことを正直に書く。
変わったこと:
- フォローアップメールの作成時間が5分→1分(毎回)
- 「あの会議でなんて言ってたっけ」という時間が10分→Searchで1分→AskFredで30秒
- 月次レポートに使う「複数会議からの情報集約」が30分→15分
変わらなかったこと・限界:
- 文字起こし精度に起因するAskFredの誤回答は解消されない(文字起こしが悪ければAskFredも悪い)
- 複数会議の完全な横断AI検索は1回の操作ではできない(Search+AskFredの2ステップが必要)
- 日本語会議での精度は英語会議より低い(体感で10〜20%の差)
- 無料プランの月20クレジットは2週間以内に枯渇する(積極的に使う場合)
「過去の会議録を漁る手間を減らしたい」という用途には、明確に効く。ただ「すべての会議録をAIが横断的に全部知っている」という状態にはまだなっていない。
AskFredを使い始めた当初は、クレジット消費が怖くて消極的だった。でも3ヶ月使い続けて、フォローアップメール作成だけでも月$10のProプランに移行した価値があると判断した。
使い始めるなら、まず「会議直後のフォローアップメール作成」から試してほしい。一番わかりやすくAskFredの効果を感じられる用途だ。
を使い始めた人は、まず「会議直後のフォローアップメール作成」からAskFredを試してみるといい。一番わかりやすくAskFredの効果を感じられる。
合わせて読みたい
– Fireflies.aiの使い方入門:自動議事録ツールをフリーランスが実際に課金して試した
–


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