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Linear と ClickUp、どちらを選べばいいか。調べると「Linearは軽い」「ClickUpはなんでもできる」という情報ばかりで、結局どっちを選べばいいかわからなくなる。
僕はフリーランスのWebマーケターで、この2つを合計3ヶ月(ClickUp 2ヶ月・Linear 1ヶ月)使い比べた。結論から言うと、エンジニアかどうかで答えが変わる。それ以上に悩む必要はない。
この記事でわかること:
- LinearとClickUpの設計思想の違い
- 機能・料金・UIの実際の差
- マーケター・ライターなど非エンジニアはどちらを選ぶべきか

LinearとClickUp、根本的に目指しているものが違う
この2つは同じ「プロジェクト管理ツール」というカテゴリに入っているけど、設計の思想がかなり違う。
Linearは「速さ」と「UX」に振り切った設計
Linearを初めて開いたとき、正直「気持ちいい」と思った。起動が速い。画面遷移がスムーズ。ショートカットキーがきれいに整理されていて、慣れると手がキーボードから離れない。
設計思想は明確で「シンプルに速く動かすこと」に特化している。UIは意図的にミニマルで、余計なものを置かない。
ただ、これはトレードオフでもある。GitHubとの連携・イシュートラッキング・スプリント管理は本当によくできているが、それ以外のことはほぼできない。ガントチャートもない。ボードビューはあるが機能は最小限。
ClickUpは「なんでもできる」がゆえの複雑さ
ClickUpは逆の方向に振り切っている。タスク管理・ドキュメント・ホワイトボード・チャット・ガントチャート・カレンダー、これを全部1つのツールに詰め込んでいる(ClickUp公式サイト参照)。
1,000以上の外部ツールと連携できるし、カスタムフィールドで好きな属性を追加できる。汎用性は高い。
案外、多機能な分だけ「どこから始めればいいか」でつまずく人が多い。僕もそうだった。最初の2ヶ月でスペースを6つ作って、フォルダを山盛りにして、3週間後に全部作り直した。
機能で比較:LinearとClickUpの違いはここ

タスク・イシュー管理の設計思想
LinearのタスクはIssue(イシュー)と呼ぶ。番号が自動で振られて、「PROJECT-42」のように管理される。GitHubのIssueに近い感覚で、コミットメッセージから自動で紐付けできる。
ClickUpのタスクはもっと自由度が高い。ステータスは自分で定義できるし、タスクに画像・コメント・添付ファイル・カスタムフィールドを好きなだけ追加できる。
どちらが優れているかではなく、何に使うかによって変わる。コードを書く仕事ならLinearの方が自然にフィットする。マーケティング・ライティング・雑多な案件管理ならClickUpの方が融通が利く。
ビューの種類と使い勝手
Linearはリストビューとボードビューとサイクル(スプリント)ビューが中心。シンプルで迷わない。
ClickUpは15種類以上のビューがある。ガントチャート・カレンダー・ワークロード・マインドマップまで揃っている。ただ、多すぎて最初は何を使えばいいかわからなかった。結局リストビューしか使っていない期間が長かった。
自動化・連携機能の差
LinearはGitHub連携が本命。コミットやPRをイシューに自動紐付けする機能がとにかく優秀。GitHubを使っていない人にはほぼ関係ない機能ではある。
ClickUpはZapier・Make経由で1,000以上のツールと連携できる。Slack通知・Googleカレンダー同期・メール連携など、業務の種類に応じた自動化が組める。
料金で比較:実際にかかるコスト
Linearの無料プランはイシュー250件制限に注意
Linear(2026年4月調査時点):
| プラン | 月額 | 主な制限 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 有効イシュー250件まで |
| Standard | $8/ユーザー(年払いは$6.4) | 無制限イシュー、ファイルアップロード |
250件制限について正直に言う。フリーランス個人で使うなら、1年分の全案件・タスクを入れても250件には届かないことが多い。250件はかなり多い。完了したイシューはアーカイブされるので有効イシューとしてカウントされなくなる。
つまり個人なら無料プランで十分機能する可能性が高い。
ClickUpは無料で十分使えるケースが多い
ClickUp(2026年4月調査時点):
| プラン | 月額 | 主な制限 |
|---|---|---|
| Free Forever | 無料 | 60MBストレージ、5スペース |
| Unlimited | $7/ユーザー(年払い) | 無制限ストレージ・スペース・ガントチャート |
| Business | $12/ユーザー(年払い) | 高度な自動化・Google SSO |
個人フリーランスなら無料プランで5スペースあれば余裕で足りる。ストレージ60MBは添付ファイルを大量に入れると厳しくなるが、テキストベースのタスク管理なら問題ない。
ただし、チームで使う場合の注意点として、ゲストを追加すると自動で有料の正規メンバーに変換されて予期せず請求が増えるという報告がある(2026年4月時点)。チーム利用の場合は権限設定を慎重に確認すること。
為替リスクという見落とされやすい視点
ClickUpもLinearも料金はドル建て。円安が続く場合、実質的なコストが上がる。
Linearは有料にするなら月$8。円換算で約1,200円(1ドル150円換算)。ClickUpのUnlimitedは月$7で約1,050円。
個人で使うなら金額差は小さいが、「為替が変動する前提でのコスト計算」を意識しておくこと。

フリーランスとしてどちらを選ぶべきか
エンジニア・開発系ならLinearが快適
コードを書く仕事、つまりGitHubを日常的に使うならLinearがかなりフィットする。Linearの公式サイトでも「エンジニアのためのツール」という位置づけを前面に出している。
- コミットとイシューの自動紐付け
- PR・デプロイとの連携
- スプリント管理(Cycle)
これが機能する環境なら、Linearは他のどのツールよりも体験がいい。UI・速度・キーボード操作すべてが快適で、「ツールを使っているストレス」がほぼない。
マーケター・ライター・雑多な案件管理ならClickUp
僕の場合、Webマーケターとしてクライアント複数社の案件を同時に抱えている。コードは書かない。GitHubは使わない。
LinearのGitHub連携の恩恵がゼロなのに、「イシュー250件制限」「機能が少ない」「ビューが選べない」という制約だけが残る。1ヶ月使って素直にClickUpに戻した。
ClickUpのほうが「案件ごとのリスト分け」「クライアント別のタスク整理」「添付ファイルを入れて進捗管理」という用途に向いている。多機能すぎる問題はあるが、シンプルな使い方をすれば気にならない。
まとめ
Linear vs ClickUp の結論:
- GitHub使う・コードを書く → Linear(UX・連携が本当に気持ちいい)
- マーケター・ライター・雑多な案件管理 → ClickUp(多機能だが慣れれば便利)
どちらも無料プランで十分機能するので、まず両方を1週間ずつ試してみることをすすめる。数日使えば「自分に合うかどうか」は体感でわかる。
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